鍵をなくしてしまうと「どうしよう…」という不安や焦りから、つい普段ならしない行動を取ってしまいがちです。しかし、そんな焦りがさらなるトラブルを招くことも。鍵を紛失したときにやってはいけない行動を理解しておくと、緊急時でも冷静に行動できます。
自分で無理に開けようとする
鍵を紛失した場合は、自力でなんとかしようとせずに冷静に対処しましょう。例えば、ピッキングなどをして自分で開けようとすると、鍵穴を壊してしまう可能性があります。特に素人が無理に器具を使って内部を触ると部品が破損し、鍵自体が使えなくなることも。
修理費がかさむだけでなく、ドア全体の交換が必要になるケースもあります。鍵が見つからない場合は、無理せず鍵屋に依頼しましょう。
SNSに投稿する
鍵をなくしたことをSNSに投稿するのは危険です。「見かけたら教えて」と気軽に呼びかけるつもりでも、SNSは不特定多数の人に見られます。
住所や生活リズムを知られることで、防犯上のリスクが一気に高まる可能性も。親切そうに見せかけて、個人情報を聞き出そうとする人物が現れることもあるため投稿は控えましょう。
自宅の階層を無視した行動を取る
自宅が2階以上の場合、部屋に無理に侵入するのは絶対にやめましょう。ベランダや窓から入ろうとすると、落下の危険性があります。また、通行人や近所の人から不審者と思われて通報されることも考えられます。もう一度鍵を探したり鍵屋に開錠を依頼したりするなど、慌てずに安全な手段で対応しましょう。
管理会社に相談しない
賃貸ならまずは管理会社や大家さんに連絡しましょう。鍵は入居者の持ち物ではなく、管理側の所有物とされています。そのため、勝手に鍵交換をしたり、修理業者を呼んだりする行為は避けましょう。
管理会社や大家さんが合鍵を所有している場合もあるので、まずは事情を説明して対応を相談するのが正しいステップです。また、防犯面や今後の管理にも関わるため、報告せずに済ませるのは後々トラブルのもとになります。